スキるUP日記

2024/10/15

ブランドと生活者がつながる時―ブランドがすべきコミュニケーションとは

たにぐち

共感的関係をつくるコミュニケーションに必要なこと

インタビューコラムのどっぷりスキる”前編:野崎さん、「なんかスキ」なブランドってなんでしょう”の記事内で印象的だったのは、「1回で100人を共感させるのではなく、1回につき1人に深く差し込むこと。そのためには、なるべく本音で語り素直でないといけない」というお話。

このお話を聞いて、私は少し前に出会った、ある洗剤エピソードが頭をよぎりました。

偶然触れたブランドの素直な想い

その洗剤は、天然由来原料100%のシート状の洗剤で容器も紙でできているエシカルな商品でした。購入きっかけは、そのブランドのとある投稿を見たこと。
(普段はフォローはしているけど、投稿は逐一見ていませんでした)

そこには、新ブランドとしてこの洗剤をつくろうと思った想いが書かれていました。
下記、要約した内容です。

ブランドの想いと生活者の気持ちが重なる時

中の人が話しているかのように「私たちがどう在りたいか」が伝わってくる文章でした。そして、まさしく私が抱えていた「本当は選びたいけど、経済的な理由で選べない」というモヤモヤを受け入れて下さったことがすごく嬉しく思いました。

とはいえ、それでもドラックストアに売っている洗剤よりも価格は高いんです。
しかし、毎回は買えないけど、このブランドを応援したい・賛同したいという気持ちから、すぐに購入しました。しかも、備考欄に感謝のコメントも記入して。

野崎さんがおっしゃっていたように、このブランドの言葉は私に深く刺さったということですね。

今回の学び「素直な想いは伝えたい相手に届く」

このエピソードから思ったのは、

もし、この洗剤が「エシカルな暮らしに興味がある20~30代の女性」というペルソナの元、開発されていたら、発信内容はどう変わっていたのだろうか。

もし、「お手頃価格なエシカル洗剤」や「使いやすいエシカル洗剤」と発信されていたら、
私は購入していたのだろうか。

届けたい想いを飾らず素直に発信したからこそ、伝わることって多いと思います。そして、その想いが相手に伝わった時、その人の何気なくしていた選択が「このブランドだから」という選択に変わるかもしれない。そして、その変化は愛のあるファンへと進化していくきっかけかになるのかもしれないと思いました。

編集者たにぐち

野崎さんのお話から、「なぜ、自分はそう思ったの?」と問うようにしている新人プランナー。そこで気づいたことは、大半が何気なく選択していること。そんな中で、”選択したい”と思ってもらうためにはどうすればいいのかを突き詰めていきたいと思いました。

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