スキるUP日記

2024/11/12

新人、企画書をつくってみた ― N=1発想から考えた、わたしが欲しいサービス

たにぐち

はじめて「販促コンペ」に参戦してきました

協賛企業から出される商品・サービスのプロモーションについての課題解決策となるアイデアを企画書形式で募集する「販促会議 企画コンペティション(以下、販促コンペ)」に、今年は、新人プランナーたにぐちも参戦してきました。

今回の企画の軸にしたのは、「わたしのほしいもの」! 
そう、インタビューコラムのどっぷりスキる”後編:野崎さん、「なんかスキ」なブランドってなんでしょう”の記事内でもお話されている、自分の原体験から抱いた感情を基点とした「N=1」発想です。

結果は、力及ばず1次選考落選となりましたが、誰のために提供したいサービスなのかを具体的に考えた「N=1」視点でアイディアが出せたことは、私にとって大きな成長につながったので、共有させてください。

選んだお題は、あるランジェリーショップの来店促進

軸にしたのは「ほしいのに、ほしがれない」実体験

ランジェリーを店舗・ECのどちらでも購入をしたことがある経験から、
①どんな時に店舗で購入したいと思うのか、②どんな時にECで購入したいと思うのかの
2点を自分に問うことからはじめました。

この2点からわかったのは、店舗に行く時に感じる「ほしいのに、ほしがれない」気持ちでした。

ランジェリーを人前で選ぶのって恥ずかしい

ネットなどで「ランジェリーショップに行きづらい理由」を調べると、「試着する時に店員に見られるのがイヤ」、「接客をうけるのがイヤ」など、店員とのコミュニケーションにハードルの高さを感じている意見が多く見受けられました。しかし、私は店員とのコミュニケーションよりも “周りの視線” が気になる派だったんです。

私の中でランジェリーってそこまで大っぴらに他の人に見せるものではないと思っているんですが、ランジェリーショップってすごく人通りが多いところにありませんか?
普通に道を歩いているだけで、店内の奥まで見えてしまうお店って多い気がします。(もちろん、ランジェリーは隠さないといけないものではないとも思っています。)

しかし、なんでもよくないランジェリーは、店舗で試着してから購入したい。「店舗には行きたい、けど、うーん、、。」といった、自分の経験や感情に向き合ったことで、私は、誰も見ていないとわかっていながら「かわいい!」と思ったランジェリーを、素直に手に取れない気持ちがあることに気づきました。

私があればいいのにと思うサービスを企画書に

未熟な部分も含め、いい経験になった販促コンペ

販促コンペでグランプリを受賞された企画案は、私も応募したランジェリー企業の課題で、さらに、受賞者の個人的な経験に基づいたアイディアからできた企画でした。受賞者の方の企画は、ご自身の感情+実際に来店した時の気づき+社会の声を掛け合わせた内容になっており、販促だけではなくランジェリー企業のブランディングにも貢献する本当に素敵な企画でした。

今回の経験から、自分の感情に向き合うことは少しできたものの、まだまだ解像度は低く、出てきた課題を解決するための視野や知識の広さが足りていないことに気づきました。「N=1」発想からでたアイディアのブラッシュアップができるように、今後もスキルを高めて行こうと思います。

編集者たにぐち

今回の企画書を作るにあたり何気なく過ごしている日常に、たくさんの気づきがあることを知ったので、いろんなところにアンテナをはっていこうと思いました!

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