2024/12/17
ファンって“お客さま”ではなく、“○○”?―企業やブランドのファンとの接し方
たにぐち
この1年間、ファンについて考え続ける中で、
もっとも深い気付きとなったのは、企業・ブランドとファンの関係性についてです。
ファンとは、“企業やブランドが大切にしている価値を支持してくれる人”ですが、
「お客さま」には変わりないですよね。
でも、「お客さま」として扱われるより「仲間」として
接してもらうことを喜ぶのが「ファン」ではないかと思うようになりました。
スキるUP日記#1でお話させていただいたように、
ファンとは、“企業やブランドが大切にしている価値を支持してくれる人”と
Plan/fは捉えており、企業やブランドが進む未来を一緒に歩んでくれる人だと思っています。
となれば、企業・ブランドとファンの関係は
価値を提供「する側」と「される側」に分けるものではないということになります。
自分のファン体験から
ファンはもっと企業・ブランドのことを身近に感じていて、
“サービスの提供”だけではない関係性を求めているのではないかと思いました。
ここで、度々登場している、
私が大好きなオーツミルクブランドが実施した、
ステッカープレゼントキャンペーンに当選した時の話をさせてください。
そのブランドから送られてきた当選の連絡に、
”ステッカーの発送につきましては、8月、9月、10月、
どの月にお届けがあるか楽しみにしていてください♪”
と記載されていました。
そこから私は、ワクワクしながらポストを開ける日々を送ったのですが、
10月に入ってもステッカーは届きませんでした。
ここで私が、単なる「お客さま」でサービスを提供される側であると認識をしていたら、
たとえプレゼントだったとしても「早く送ってよ!」という気持ちになると普通は思いませんか?
しかし、
「なにかの不備で届いていなかったらどうしよう。あのステッカーが迷子になっていたらどうしよう」「届いてないことを伝えたいけど、届いているのに届いてないと言って再度プレゼントをもらおうとしている人だと思われるのは絶対にイヤだ!」と思っていました。
(無事に10月半ばに届いたのでHAPPYです!)
さらに、そのブランドが関係者だけで周年パーティーを開催していた時は、
「私もブランドの節目に呼ばれるような人になりたい」とも思いました。
それは、特別なイベントに参加したいという気持ちよりも、双方の存在を認識したうえで、
周年を一緒にお祝いできるような間柄になりたいという気持ちの方が大きかったです。
なので、「ブランドの節目に呼ばれるような人」になるために、
「商品を買う」以外の方法でブランドに何か貢献できればと思いました。
このような体験から、ファンは企業・ブランドと
「お客さま以上」の関係になりたいのではないかと思いました。
そして、それは「関係者」ではなく「仲間」と表現する方がしっくりくる気がします。
みなさんはファンと会う時、どのように接しますか?
「お客さま」としておもてなしするよりも、
「仲間」として、あなたに会いたかったという気持ちを伝えるほうが
ファンは喜ぶのではないかと私は思います。
今年もありがとうございました!
今年より、Plan/fメンバーに加入し、
この1年間「スキ」におぼれたり、追いかけたりと、
総じて、いい奮闘ができたかなと思います。
自分の「スキ」と向き合うことで、
「嫌い」「好きでも嫌いでもない」「無意識」など、
他の感情についても考えるようになりました。
まだまだ、世の中に「スキ」を増やすためのスキルは未熟ですが、
来年も前のめりにいろんな方と出会い、パワーアップしていきたいなと思います。
みなさん、「f magazine スキる」をいつもお読みいただきありがとうございます。
来年もぜひ、Plan/fといっしょに「スキ」にどっぷり浸かっていきましょう!
それでは、よいお年をおすごしくださいませ。
編集者たにぐち
来年の目標は「新年に立てた目標を立てただけにしないこと」です!
注目のキーワード