スキるUP日記

2025/04/08

”通い続けている美容室”でみつけたファンコミュニケーションとは

たにぐち

こんにちは。
新人プランナーのたにぐちです。

これまで、スキるUP日記では、
ファンコミュニケーションを通して気づいたことや学んだことを共有してきました。
その中で思ったことは、ファンコミュニケーションは日常生活のあちこちにあふれていること。

そこで、今回から「みつけた。スキ・トリガー」という新しいテーマで、
日常生活の中で見つけた「あ。これ、ファンコミュニケーションだな」を拾いながら、
どのようなコミュニケーションからファンへと進化するのかを探っていきたいと思います。

初回の発見場所は「美容室」です。
ぜひ、最後までお読みいただけるとうれしいです。

私にとって「美容室」とは

まず、私にとって”美容室に行く”ことは、デートや旅行同様に、楽しみな予定です。
なぜなら、私は美容室を“自分時間を最大限に楽しめる場所”だと思っているからです。

非日常を味わえて、身なりを整えてもらうことが気分転換につながります。
また、自分の「こうなりたい」がちょっと叶う場所でもあるため、
美容室へ行くことは私にとって“ご褒美タイム”なのです。

本当は月に1回ぐらいのぺースで行きたいところですが、
いろいろと難しく、実際に行けるのは年に4~5回ほど。
なかなか行けないからこそ、1回へのワクワク度が非常に高く、
髪型がしっくりこなければ2~3カ月間ちょっぴりブルーな気持ちが続くと考えれば、
美容室選びは失敗できません。

美容室、どうやって探していますか?

美容室は、全国に274,070軒※1もあり、コンビニの店舗数の約5倍と言われています。
私が足を運びやすい地域だけでも9,731軒※1もあるので、
すべての店舗を調べて比較して決めるのは至難の業だということがわかります。

そんな中、私はどうやって美容室を選んでいるのか振り返ってみました。

私の美容室探しの3ステップ

使用ツール:ホットペッパービューティーのアプリ

①自分が希望する美容室の「規模」や「特徴」をベースに、
各エリアの美容室の情報をひたすらスクロール

②価格相場と掲載画像(内装・ヘアスタイルが好みか)から気になる美容室をピックアップ

③ピックアップした美容室の詳細をチェック
・メニュー表
・こだわり
・口コミ
・美容師さん

ポイントは、予算内でいかに自分好みの美容室を見つけるかということ。
(予算オーバーだと純粋に美容室時間を楽しめないんです)

美容室を選ぶ時の3つの重要ポイント

そして、重視するポイントは以下の3つ。

①お店の雰囲気
非日常を味わいたいので自分の中でおしゃれだと思う空間に行きたい。また、個人的な見解ですが、お店の雰囲気って美容師さんの雰囲気にも似ている気がするので、好きな内装の美容室を選ぶと好みの美容師さんと出会いやすいと思います。

②美容師さん
技術の高さは素人の私にはわからないので、「○○受賞」という情報よりもその方が担当されたヘアスタイルの一覧を見て、自分がなりたい髪型があるか好みの雰囲気かをチェック。その方のプロフィールにSNS情報が載っていれば、そちらも欠かさず見に行きます。

③口コミ
口コミの数というよりか、口コミの内容を重視しています。また、口コミに対して定期的にお店側からの返信が表示されているとより好感度が上がります。(定型文の返信は返信していないのと同じ感じで見ています)

※ちなみに口コミを見るポイントは
・ヒアリング力→要望をどれくらい理解して叶えてくれるか
・接客スタイル→施術中よく話されるタイプなのか
・営業トークの有無→スタイリング剤やメニュー変更の押し売りがあるか

ちなみに、1回行った美容室は最低でも3回は行くようにしています。
理由は、1回の来店でそのお店やスタイリストさんとの相性を判断できないと思っているからです。

このような感じで私は美容室を選んでいました。
しかし、どこもいい感じではあったものの、なぜか気持ちが途切れてしまうため、
3回以上通い続けたいと思う美容室になかなかめぐり逢いませんでした。

みなさんは、どうやって美容室探していますか?

ようやく見つけた“通い続けたい”美容室

そんな感じで美容室難民だった私が、ついに落ち着きました。
現在、かれこれ3年間ぐらい同じ美容師さんに担当いただいています。

今では、「他の美容室を探そう」という気持ちにすらならないので、
“通い続けたい”よりも、“気づいたら通っていた”という表現の方がしっくりくる感じですね。

ようやく見つけた“通い続けたい”美容室は、
これまでの美容室と何が違っていたのでしょうか。

決め手は、やっぱり「美容師さん」

それは、美容師さんとの関係がずいぶん大きいと感じています。

なぜなら、担当してくださっている美容師さんが独立した後も
変わらずその美容師さんのお店に通っているからです。

通い続けたい美容室というより、この美容師さんのお店だから通っているという感覚で、
お店自体の評判はもう全く気にしていません。

あんなにも口コミや内装などを気にしていたのに、
今では、その美容師さんに担当してもらう時間が私にとってご褒美タイムであり、
自分時間を楽しむひと時となっているんです。

何が私のココロを動かしたのか

では、担当してくださっている美容師さんのどこがそんなによかったのでしょうか。

それは、「お客さん」ではなく「たにぐちさん」として
接してくれる点が大きいのではないかと思います。

たとえば、「暗めで」というざっくりしたオーダーを伝えた時に、今の季節や流行に加えて、
私の髪質や職業、普段着ている服やヘアアレンジ力とかも加味して、仕上がりを提案してくれます。

また、今日この日がベストな仕上がりになるように持っていくというより、
この後、私が扱いやすいように、そして、いつもと少し違う雰囲気を楽しめることを重視して
仕上げてくれる感じがします。

作品ではなく、私に寄り添った髪型にしてくれるところが
「いつもすごく私のことを考えてくれる」と感じます。

さらに施術中のコミュニケーションも、初回と今では全く異なります。
初回は、私がどんな風に過ごしたいか様子を伺ってくれていた印象で、
徐々に会話の量や内容が変化していった感じです。

今ではお互いのSNSをフォローし合っていて、何気ない会話もできる関係なのかなと思います。

美容室でみつけた「ファンコミュニケーション」

これまで、美容室を選ぶポイントから美容師さんとの関係についてお話してきました。

まとめると私は、
“大勢いるうちの1人ではなく、「わたし」と接して下さる美容師さん“
に居心地のよさを感じていることに気づきました。

また、隣の人との会話がそこまで気にならない間隔で席を設置されていたり、
次の人が待っていて急いで施術を終わらせないといけない状況にならなかったりと
存分に私が美容室時間を楽しむための工夫も感じることができます。

私との直接的なコミュニケーションだけではない部分からも、
「この美容師さんは、お客さま一人ひとりとの時間を大切にしているんだな」ということが
伝わるため、安心して通えているのかなと思います。

みなさんは、長年通われている美容室はありますか?
もしかすると、みなさんもファンコミュニケーションをすでに体験しているかもしれませんね。

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1.衛生行政報告例 / 令和5年度衛生行政報告例 統計表 年度報より

\ファンと向き合う一歩目を、Plan/fといっしょに/

編集者たにぐち

記事を書く中で、美容師さんへの想いがこんなにもあったことにびっくり。自分の「いいな」を深掘りしてみるといろんな気づきがあることを実感しました。

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